横浜大六天道院

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剛法と柔法

 剛法とは、「突き」「蹴り」「打ち」「切り」や、「かわし」「流し」「はじき」「受け」といった技術です。柔法は「抜き技」「逆技」「投げ」「守法」といった技術です。 少林寺拳法は剛柔一体の体系を備えおり、それぞれが補い合ってより効果的な力を発揮します。

 剛法は飛燕の連攻と言われ、素早い連続攻撃が特徴です。それは現代の徒手格闘では必須の技術であるコンビネーションととても相性のいいスタイルです。剛法は主に相手に接触するまでの技術がであり、より有利なポジションを得ることでその後の柔法でも有利に振る舞えます。
 柔法は身体のさまざまな部位を掴まれた際の脱出法や関節を捕るなどして相手を制圧する技術です。柔法は主に相手に接触してからの技術です。制圧する技術を通して体の仕組みや反応を学びます。これは武術としだけではなく健常な身体を養う上でとても役に立ちます。
 少林寺拳法は殺人拳ではなく活人拳を目標とし、その技術は我が身を護ったり人を援けるために構成されています。その為、皮膚を破ったり関節を逆に攻めるような技は行わず、傷を負わせる技術もありません。武器術もありますが刃物は使いません。

整法

 人間の身体は日々変化しています。これを調節することは日常の健康だけでなく、武術の上達にもとても有効です。簡単な調節でも日々行えば大きな差がでます。身体を整えることで、どれほどパフォーマンスに差が出るのか、どのような状態が整っているといえるのか、これらは少林寺拳法を通して学び、確認、実感することができます。思い通りに動く身体を目指しましょう。感覚を実現しましょう。
 以上、剛法柔法整法を通して、格闘の術だけではなくどのようにすれば力が出せるのか、どのようにすれば力が相手に通るのかを学びます。

武器術

 少林寺拳法では主に、錫杖(6尺棒)、半棒(4尺棒)、如意棒(短棒)、独鈷杵など棒術に近い技術があります。これらは徒手の身体使いと同じものですので、横浜大六天道院では主に身体作りや鍛錬のために用います。
 道院長笹本は、以前より大会などで錫杖演武をよく行ってきました。結構自信あります。

鎮魂行

 少林寺拳法は、健康な肉体と健全な精神のバランスがとれた自己を確立するための身心一如の修行法です。拳技の練磨(易筋行)と精神を脩めるための鎮魂行は切り離すことの出来はない修行法です。
 背筋を正した姿勢で、教典の唱和、瞑目、調息を行います。静かに坐ると、心がとても落ち着き修練にも身が入ります。また少年部は年を追うごとに静に坐れるようになる様は、ひとつの成長を感じられる楽しみの一つでもあります。

乱捕りについて

 相手との間合いや技の連絡変化を学ぶためには自由攻防を伴った乱捕り稽古が有効です。

 テーマや目標を明確に設定すれば、怪我も少なく楽しみながら段階的な自由攻防が楽しめます。剛法乱捕りや柔法乱捕りはもちろんのこと、剛柔一体の乱捕りも行います。ボクシングルールやフルコンルールも大変優れたルールですし、寝技や道衣なしもまた一興です。様々なルールを修練していくことで、より少林寺拳法の楽しさや奥深さが実感していただけると思います。
 しかし強要やしごきのようなことはしません。また年齢に応じて行います。少林寺拳法はお互いの成長を目指しています。それは乱捕りでも同様であり、発見と試行が伴う「楽しい乱捕り」を目指しています。あくまで「技を楽しむ」の範疇で行います。
 他流試合への参戦、他流派スパーオフへの参加は推奨します。他流派の黒帯と気兼ねなく乱捕りできる程度には強くなりたいですよね!?

 少林寺拳法経験者で乱捕りをしっかりやりたい方や、法形演練と乱捕りのミッシングリンクを学びたい人は横浜大六天道院は最適です。乱捕りをすれば法形がより楽しくまた見えてくるものです。 


注意1 少年部は顔面の攻防は絶対に許可しません。首の筋力や歯が生え変わっている顎の骨格、脳への影響等を考え、全くおすすめできません。

注意2 各種防具は基本的には装着しますが、防具なしの乱捕りも段階に応じて行います。

稽古写真はこちらでもご覧になれます。

演武について

 乱捕りもしますが演武もします。ただし競技演武にはあまり積極的な道院では無いというのは正直なところです。ただし大会への出場を邪魔・禁止・抑止することは絶対にありません。

 少林寺拳法は演武を修練として用いる稀有な流派です。横浜大六天道院でも修練の一環として用います。もし「乱捕りのような演武、演武のような乱捕り」というものに関心があれば、横浜大六天道院はうってつけです。これは目指してそのように近づけるのではなく、自然とそうなるのが法形演練です。これが具体的に何を指しているのか? お尋ねください。

古典

 横浜大六天道院では少林寺拳法の正規カリキュラムに加えて、少年部には四書五経や著名な古典などを補助教材として用います。論語の素読なども今後行いたいと思います。

 

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